2023/09/20 11:00
あまり聞きなれない方も多いかもしれませんが、「お七夜」は赤ちゃんが生まれてはじめてのお祝い行事となります。
こちらの記事では、お七夜とはどんな行事なのか、お祝いの仕方等をご紹介していきます。
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目次
お七夜とは?
お七夜はいつするもの?
お七夜では何をする?
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お七夜とは?
「お七夜」とは無事に赤ちゃんが産まれ、7日目を迎えられた事を感謝し健やかな成長を願いお祝いする行事です。
お七夜の始まりは平安時代と言われており、当時は栄養面や衛生環境が悪く出生後に無事に育つことが難しかったことから、元気に7日目を迎えられた事をお祝いしたのが始まりとされています。
かつては、「家のお祝い」として父方の家が親類や母方の実家などを招いて行われていましたが、近年では両親のみや、両親と祖父母などで内々にお祝いすることが多いようです。
お七夜はいつするもの?
お七夜のお祝いの日の数え方は、生まれた日を1日目として生後6日目をお七夜とする数え年で考える場合と、生まれた日を0日として生後7日目をお七夜とする数え方をする場合があるようです。
日にちに迷う場合は、地域やご家族の慣習などもありますので、ご両親や周囲の方に相談してみてもいいかもしれません。
しかし、一般的に産後のママと赤ちゃんは生後7日では体調が安定していません。
退院後すぐのママがあれこれ準備するのは至難の業です。
母子共に体調や生活リズムが安定してからとりおこなうのも問題ありませんので、無理なくお祝いするようにしましょう。
お七夜では何をする?
お七夜では、主に以下の事を行います。
①命名式
命名式とは赤ちゃんの名前を家族や親せきに披露する事です。
お七夜で名前をお披露目する風習になったのは、赤ちゃんが7日目を迎えることが難しかったことから、産まれてすぐは名前をつけず、お七夜を迎えるタイミングで名前をつける慣習があったためです。
もし名前がまだ決まってない場合は、お七夜までにと慌てて決めなくても問題ありません。
お名前が決まってから、後日に命名式を行うのもおすすめです。
大切なお名前ですので、じっくり考えてあげてくださいね。
②お祝い膳を囲む
お七夜の祝い膳のメニューに特別な決まりはありませんので、ご家族のスタイルに合わせて相談して決めるとよさそうです。
縁起物を取り入れたメニューではお赤飯や尾頭付きの鯛、ハマグリのお吸い物などが一般的です。
また、お寿司やケーキなどパーティーメニュー、デリバリーを利用したお祝いもいいですね。ママや赤ちゃんの体調第一で、準備の負担が無いように手配するのが大切です。
③記念写真・手形足型をとる
両親や祖父母が揃って赤ちゃんを囲み記念撮影を忘れずに撮りましょう。
赤ちゃんは生まれてまだ7日目。お家の中で、無理なく撮影するのがおすすめです。
また、命名書と赤ちゃんの写真も良い記念になります。
命名書も様々な種類のものがありますので、お好みに合わせて選んでみてください。
赤ちゃんの手形足型はその時々の成長を残す素敵なアイテムになります。
インクタイプや粘土タイプなど様々なタイプの手形足型採取キットがありますので、自分たちにあった物を選んでみてくださいね。
手形足型については詳しく紹介した記事もありますので、気になる方はチェックしてみてください。
今回は「お七夜」についてご紹介しました。
お七夜は赤ちゃんの初めてのお祝い行事です。
お祝いしたい気持ちはもちろんですが、赤ちゃんとママの体調を見ながら
無理の無いようお祝いしましょう。
ご家族皆様で素敵な時間をお過ごしください。